May 13, 2006

NSA が極秘裏に国内全顧客の通話記録を収集

5月11日付のUSA TODAY紙が、令状なし盗聴で批判を浴びたNSAが数十億件の電話通信記録を極秘裏に収集していると報じました。それに対して、議会からプライバシーの侵害を懸念する声が上がり、多くのプライバシー擁護団体が怒りをあらわにしています。

米国では1980年代の時点ですでに、社内の内線電話の通話履歴を解析して社内の人間関係をあぶり出し、人事に利用するためのシステムを多くの大企業に売り込んでいる会社がありました。少なくとも会社が社員の通話履歴を分析し人事に利用することが正当化されていることを知ってショックを受けた記憶があります。

それから20年後、このような技術は当時とは比べ物にならないくらい進んでいるはずです。通信記録とその他の行動記録、個人情報が照合されることにより、個人の行動や人間関係が丸裸にされるでしょう。様々なデータの組み合わせによりどれだけのことが読み取られるかということに、想像力を働かせる必要があると思います。

USA TODAYの記事によると、通話記録の提供は 9.11 事件直後に NSA の強い要請で極秘裏に始まり、通話内容は含まれていないものの、すべての通話の頻度や期間、通話先などが含まれているということです。NSA は通話パターンを分析し、テロ活動を把握するのに使っており、「全通話のデータベース化が最終目標」(関係者)だといいます。BellSouth、AT&T、Verizon、SBCの各社がNSAに協力することに合意したのに対し、Qwestはこれを拒否。AT&TとSBCはその後合併し、新社名「AT&T」の下で運営されています。

この件は日本でも今朝の各社のニュースで報じられ、ざっと見ただけでも下記の多くのブログで取り上げられています。共謀罪が国会で議論され、あわや強行採決という可能性も高まってきた日本社会にとって、無視できない事件だと思います。

国家安全保障局には巨大通話記録データベースがある!
http://blog.goo.ne.jp/jiten4u/e/6e5fa722b5198df8cca7d6189bde7173
http://jiten4u.blog21.fc2.com/blog-entry-1261.html

ブッシュ大統領、NSAによる米国内の通話データ収集を擁護
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20111027,00.htm

共謀罪の成立後の日本社会。
http://blackark.exblog.jp/2135318

〔NEWS〕 監視国家化、進む米国 ペンタゴンの秘密諜報機関、NSAが数千万のアメリカ人(企業)の通話記録を電話会社から入手 米紙がスクープ報道 内部告発者が暴露 ブッシュ政権の「暴走」に抗議か?
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2006/05/post_87eb.html

盗聴批判:国内全通話記録も入手?(米国:国家安保局)
http://one-good-now.seesaa.net/article/17710613.html

この通信は傍受されています。
http://blog.livedoor.jp/clay/archives/50470231.html

国家安全保障局が大量の通話記録を収集 米紙報道
http://gentaro.cocolog-nifty.com/jijineta/2006/05/post_99b2.html

監視対象
http://ameblo.jp/ikegogo2/entry-10012387494.html

自由の国の自由の話 ニュース
http://blog.livedoor.jp/seachspeed911/archives/50392478.html

Posted by taratta at 01:54 AM | Comments (0) | TrackBack